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1961 22J ソ連の超大型核実験に抗議するアピール

1961年10月29日

 このたび貴下が、国際世論の要望を無視してあえて行った、超大型の核爆発の実験は、わが国にも多くの死の灰をもたらしつつあります。そのため核爆発による悲惨な体験をへたわが国民は、耐えがたい不安におそわれており、また世界平和の前途に対しても深く憂慮しております。

 貴下が国際世論を無視して、頑強に固守しておられる力の政策は、決して緊張を緩和し、軍備の拡大を防ぐものではありません。

 われわれは世界平和の実現のためには、隣国である貴国との、わだかまりのない状態が必要であると考えております。この点からも択国のこのたびの行為は、肭に遺螂であります。

 貴下が直ちに、核実験を停止し、力の政策をやめられることを強く要望致します。

1961年10月29日

世界平和アピール七人委員会

フルシチョフ・ソ連首相殿

1961 23J アメリカに核実験停止を訴えるアピール

1961年10月29日

 このたびソ連が超大型の核爆発の実験をしたことに対して、われわれは別紙のとおり、強く遺憾の意を表し、すみやかにとりやめるよう勧告致しました。

 現在においては軍事的優位が自国の安全を保ち、また自国に対する世界の尊敬を、かちとる道ではありません。

 貴下はこのたびソ連が、国際世論のきびしい反撃をうけたことに対して深く思いをめぐらし、すみやかに核実験を停止し、完全軍縮をめざして、世界平和のために、あらゆる努力を続けられんことを要望致します。

1961年10月29日

世界平和アピール七人委員会

ケネディ米大統領殿

1961 20J ソ連核実験再開に対する抗議アピール

1961年9月1日

 このたび、貴下が、核実験の再開を声明されましたが、これはいかなる理由があろうとも、結局は力の政策に基づくものであり、誠に遺憾であります。

 言うまでもなく、人類の幸福と生存に関する問題については、あくまで人道的立場が、政治的・軍事的立場に優位すべきであります。

 これに反して、核実験が再開されるならば、必ずや軍縮交渉はより困難になり、国際緊張が、さらに激化すると思います。

 われわれは、貴下が、核実験の決定を実施に移さないよう、もう一度考慮されることを、要望致します。

1961年9月1日

世界平和アピール七人委員会

フルシチョフ・ソ連首相殿

1961 21J 核実験についてのケネディ大統領へのアピール

1961年9月1日

 このたび、ソ連が発表した核実験再開の声明に対し、われわれは別紙のとおり、強く遺憾の意を表明し、その実施を思いとどまるよう、勧告しました。

 言うまでもなく、現在においては、軍事技術の優位は、自国の安全を保つ道ではありません。このソ連の声明に対して、平和を希う世界の民衆は、貴下がいかなる態度をとられるかを、注目致しております。

 われわれは、この際、貴下が世界平和に対する自己の重い使命を考え、核実験の再開を致さないことは勿論のこと、ソ連の決定を、単なる声明に終わらしめるよう、あらゆる努力を続けられることを切望致します。

1961年9月1日

世界平和アピール七人委員会

ケネディ米大統領殿

1961 19J ベルリン危機に際し米ソ首脳へのアピール

1961年7月28日

 世界平和の永続は全人類の最大の希望であり、その達成は、米ソ両国首脳の最大の使命であることは、今改めて云うまでもないところであります。

 しかるに最近ベルリン問題をめぐって米ソの対立が激化し、世界は力の政策と軍備の拡大の方向に急速に進展し、世界平和の危機がとみに深まりつつあります。

 それに伴って今までになされた軍備縮小の提案は、大国が世界の与論を自国にひきつけるための単なる宣伝にすぎないのではないか、また科学のはてしない発展は、その管理や査察をますます困難にし、結局全面軍縮はおろか軍備の縮少をすら不可能にするのではないかと云う深刻な不安さえも感じさせつつあります。

 まことに憂慮に堪えない現状であります。

 この際両国首脳は、世界平和に対する自己の重い使命を考え、国内のあらゆる困難を克服して、相互不信にもとづく力の政策をすて、ベルリン問題の解決には絶対に武力を用いない旨をすみやかに世界に宣言すべきであります。

 これに反して、力の政策が継続されれば、その連鎖反応の結果として、局地戦争を招き、その地域の住民を塗炭の苦しみに陥し入れるばかりでなく、やがては意図せざる核戦争にまで発展し、全人類を破滅に至らしめると思います。

 われら七人委は核兵器と核実験の悲惨な経験をへた国民として、また、戦争放棄の平和憲法を保持する唯一の国民として以上のことを強く要望致します。

1961年7月28日

世界平和アピール七人委員会

1961 ボーリング博士に敬意と感謝をささげる

1961年3月2日

 われら世界平和アピール七人委員会は、これまで繰り返し、核爆発実験を中止し、その国際協定をすみやかに結ぶよう、国連および各国首脳に勧告してきましたが、いまだその実現をみるに至らず、却って世界は核武装を企図する国家が増加しそうな憂うべき
状態にあります。

 このときにあたり、世界各国から平和と人道を愛する良識の人達が一堂に集り、核兵器の拡大防止のために討議することは、誠に意義深いものがあります。

 それは現在以上に国家や国家グループが核武装をするならば、全世界的な軍縮達成は、ますます困難になり、さらに一歩誤れば、全人類を破滅におとしいれるという危険をも増大することになるであろうことをわれらは細伺するからであります。

 われら七人委は、この会議を提唱されたボーリング博士を始め参加の皆様に、敬意と感謝をささげるとともに、会議の成功を心から祈ります。

1961年3月2日

世界平和アピール七人委員会

1960 上代・植村両委員「アイゼンハワー大統領の訪日は望ましくない」とアメリカの友人たちヘアビール(要旨)

1960年6月9日

◇米国の友だちに寄せる

 自民党が新安保を承認したやり方に対して新安保に反対でない人たちさえ”不名誉なできごと”として腹を立てている。六月四日には大規模なストライキが行われたが混乱は起きなかった。世論がストをやった労働者側に同調していることを示すものだろう。しかしこの平静さがこの先もつづく保証はない。率直にいって、政府の異常なやり方は、政府が新安保をア大統領歓迎の花束がわりに便おうとしているのだという印象を一般にひろめている。ア大統領の時宜を得ない来日が内政干渉と誤解され、特別な行政措置が避けられないようになるとしたら、日米両国民の将来の関係に好ましくない影響を与える。私たちはこの現状を心配しているが、あなたも同じ気持ちで両国の親善につくして下さるようお願いする。

(1960年6月9日付産経新聞)

1960 湯川委員、七人委員会の意をくみ国会の速やかな解散を要求する個人声明(要旨)

1960年6月4日

 私は国民の一人として日本の議会政治が崩壊の危機にひんしているのを心から心配している。世間知らずの学者であっても民主社会の一員であることに変わりはない。多くの人と同じように岸首相が今までの行きがかりにとらわれず”声なきか”をふくめて因民全体の考えていることを知るためにはいますぐ国会を解散されること以外に今日の危機を救う方法はないと思う。

(1960年6月4日付読売新聞)

1960 国連緊急総会開催を訴えるアピール

1960年5月25日

 雪解けの様相を示していた米ソの間に、黒いジェット機問題から、端なくも両国間に不信が再燃し、東西首脳会談は決裂してしまった。また目下開かれている国連安保理事会も、米ソの対立がそのまま持ち込まれ、東西陣営の対決の場になりそうである。世界平和のため誠に遺憾である。

 われわれは、この際国連総会が世界政局の収拾にあたるべきと思うので速やかに国連緊急総会を開き、平和共存の新秩序を樹立するために国連が権威ある世界主権の中心となり、随時発動しうる監視機構をつくる等、禍を転じて福となすの好機を掴むべきである。

 なお速やかに核突験の伸止協定をむすぴ、核兵器製造の禁止、並びに貯蔵核兵器の平和利用への転換を計るべきである。
右勧告する。

1960年5月25日

世界平和アピール七人委員会

1960 政府・各党に議会政治の正常化を訴える

1960年5月25日

 東西首脳会談が失敗に終わり、国際緊張が激化しようとしています。首脳会談の失敗により世界平和の実現は、大国の話し合いだけには任されず、小国を含めて、世界各国の活動の重要性があらためて認識されました。

 とくに日本は原子兵器の被害国として、また戦争放棄の平和憲法を保持している唯一の国として東西の緊張が激化しようとしている今日、核戦争で人類が破滅に陥らないよう世界に強く訴える義務があると思います。

 しかるに、このような重大な時において、安保新条約の批准をめぐって、議会政治が崩壊に瀕しようとしていることは、誠に遺憾であります。政府・各党とも、世界平和に対するわが国の使命の重大さを痛感し、世論に副うよう、一日も早く議会政治の正常化に努力し、世界に向って強く緊張緩和を訴えるべきだと思います。

 われら七人委員会は、別記のごときアピールを国連および各国首脳に出すにあたり、以上のことを政府・国会に要望します。

1960年5月25日

世界平和アピール七人委員会