1958 アイゼンハワー米大統領、ハマーショルド国連事務総長に対する核実験停止についてのアピール(要旨)

1958年4月18日

◇米大統領へ

 核実験停止は全人類の念願であり世論です。ソ連がすでに核実験停止の宣言をしているにもかかわらず、貴国がなお実験停止の態度を表明されないならば遺憾にたえません。われら七人委員会はこの際、貴下が核兵器に関する国際管理、査察制度、製造禁止、貯蔵廃棄などならびに一般軍縮の問題を国際連合の協議と措置に委ね、即時核実験の停止を宣言し実行せられるよう勧告します。

◇国連事務総長へ

 国際連合は、速やかに臨時総会を開き、核実験を継続する国に対して即時停止の勧告をするとともに、核兵器に関する国際管理、査察制度、製造禁止、貯蔵廃棄などならびに一般軍縮の問題を協議し、国際機構において必要なる措置を講ぜられるよう勧告します。

(1958年4月18日付毎日新聞)