1961 20J ソ連核実験再開に対する抗議アピール

1961年9月1日

 このたび、貴下が、核実験の再開を声明されましたが、これはいかなる理由があろうとも、結局は力の政策に基づくものであり、誠に遺憾であります。

 言うまでもなく、人類の幸福と生存に関する問題については、あくまで人道的立場が、政治的・軍事的立場に優位すべきであります。

 これに反して、核実験が再開されるならば、必ずや軍縮交渉はより困難になり、国際緊張が、さらに激化すると思います。

 われわれは、貴下が、核実験の決定を実施に移さないよう、もう一度考慮されることを、要望致します。

1961年9月1日

世界平和アピール七人委員会

フルシチョフ・ソ連首相殿