1957 水爆実験禁止協定成立のため、速やかな措置をとるよう国連に勧告(要旨)

1957年3月15日

 われら世界平和アピール七人委員会はこれまで英、米、ソ三国に対して水爆実験中止の要請をしてきた。それは、水爆実験は平和な生活を営む世界の民衆に予測できない惨害をもたらす可能性をはらんでいるからであり、またこのような核兵器による国際間の勢力均衡が、一歩誤まれば全人類を破滅に陥れる危険をもっていると確信するからである。われらはこの際、国連が世界の世論と権威ある科学者たちの警告にかんがみ、いずれの国による水爆実験にせよ、それを禁止する協定を成立させるよう急速な措置を講ぜられることを勧告する。

(1957年3月15日付毎日新聞)