1962 28J 原爆投下十七周年に際し米国に核実験中止を訴える

1962年8月7日

 このたびソ連が核実験を再開したことに対し、われわれは、別紙のとおり強く遺憾の意を表し、直ちにこれを中止するよう勧告致しました。

 核実験は、いかなる理由があろうとも、結局は核競争という憂うべき悪欄堺を招き、ますます人類に対する核戦争の脅威をまし、決して世界の平和を達成する道ではありません。

 貴下はこのたび、軍縮会議に核実験禁止協定のための新しい提案をなされようとしています。

 われわれは、貴下の核停止実現への熱意と努力を多とするものであります。

 しかしいかなる新提案も核実験を継続している限りは、決して国際世論の全面的な支持をうけることはできません。

 貴下が新しい提案をするにあたり、直ちに貴国における核実験を中止されるようわれわれは強く要望するものであります。

1962年8月7日

世界平和アピール七人委員会

ケネディ米大統領殿