今回中華人民共和国が核爆発実験を強行したことは、放射能害の増大、核兵器所有国の増加を招く危険に拍車をかけるものであり、真に遺憾とするものであります。
世界平和のために、現在続行しているアメリカの地下実験を含めて、あらゆる核実験に反対する私どもは、もとよりこれに反対せざるをえません。ついては、関係各国は、世界世論の切なる願いを実現するため、いかなる核実験をもやめ、できる限り速かに国際会議をひらき、核実験の全而的禁止をはじめとして完全軍縮への道を切りひらくよう強く要望いたします。
1964年10月17日
世界平和アピール七人委員会